璃の香(りのか)レモンを鉢植えで栽培 ~品種紹介と育成記録~

レモン 璃の香(りのか)

平成28年 12月 レモン璃の香(りのか)1年生を購入。

一番左の苗です。※レモンらしきものが写っていますが、これは後ろの「はるか」の実です。

レモン 璃の香(りのか)とは

・レモンはカンキツの中でもかいよう病に弱く、国内の生産地を制限する要因の一つとなっています。そこで、農研機構は、かいよう病に強く、豊産性のレモン新品種「璃の香(りのか)」を育成しました。「璃の香」の果実は従来のレモン品種に比べ、200g程度と大きく、約1ヶ月早い11月下旬頃から成熟果実が収穫できます。また、果皮が薄く、まろやかな酸味が特徴です。

・果肉の割合や搾汁率が高く、加工適性に優れ、まろやかな酸味を生かした多様な加工製品の開発と、国産レモンの生産拡大が期待されます。「璃」は「宝」あるいは「ガラス」「水晶」という意味で、「璃の香」はこの品種のもつ透明感やすっきり感のある香りを表しています。

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構HPより引用

リスボンレモンと璃の香どちらにするか非常に迷いました。リスボンレモンなら、もっと年数のいった苗も手に入ったのですが、璃の香はトゲも少ないということ、新しい品種なので育てている人が少ないこと、また素敵な名前にも惹かれ購入しました。ホームセンターではまだ、売っているのを見たことがないです。登録品種なので買えるところも限られているようです。

璃の香の植え付け

2016年(H28年)12月17日植え付け。

本来の植え付け適期は3月です。しかも、今回購入したのは1年生苗です。この冬は家の中で成長させてから3月に植え付けを、と思っていましたが嫁ちゃんの許可が下りずに、外に植えることに。埼玉県北部で1年生苗がしっかり根付くかどうか、ある意味、良い記録になるかと前向きにとらえています。防風・防寒対策は、他の苗と同様に不織布で囲い、根元にはもみ殻をたっぷり+稲わらです。これから本格的な寒さを迎えます。無事に育ってくれることを祈ります。

2017年(H29)の記録

2017年(H29年)1月14日

日中には雪もチラついて、今日はこの冬一番の寒さでした。

熊谷気象台の記録をみるとー2.2度までいったようです。

朝、一面に霜が降りていましたが、稲わらを敷いていたところは写真の通り全く大丈夫でした。

防寒対策はやっぱり効果がありますね。

葉っぱは少し萎れてしまっていますが、まだまだ元気です。

2017年(H29年)1月21日

↓やばいです。寒波にやられてだいぶしなしなになっています

↓こちらは同じく12月植え付けのはるみ。

こっちのほうが葉っぱがいきいきしているようです。

防寒対策とすると、不織布で四角く囲うよりも、ぐるぐる巻きにしたほうが効果的といえそうです。

慌てて璃の香もぐるぐる巻きにし、さらに不織布で囲いました。

無事乗り越えてくれると良いのですが・・・

2017年(H29年)3月11日

3月中旬になり、防寒を外しました。

が、心配していたとおり葉がシナシナです

ただ、茎は青々しているので・・・しばらく様子を見てみようかなと思っています。

ただ、植え替えるなら今の時期なんですよね^^;

茎を利用して、他の柑橘に接いでみたいですけど、登録品種だからダメなんですよね?

自分の家でやるぶんには問題ないのでしょうか。ちょっと調べてみたいと思います。

埼玉県北部においては、12月植え付けの1年生苗は防寒しても越冬は難しいようです。

ただ、同じ条件(12月植え付け1年生)で「はるみ」は比較的、葉っぱも元気でした。

「はるみ」は不織布ぐるぐる巻き、「璃の香」は不織布を支柱で囲うという方法でしたので、品種の耐寒性もあるとは思いますが、防寒対策としては”不織布ぐるぐるまき”のほうが、効果的だといえると思います。”不織布ぐるぐるまき”だと、日が当たらなくなるので、どうなんだろう・・・という心配もあったのですが、杞憂でした。1重、2重よりも、5重、6重ぐらいで守ってあげた木のほうが元気ですね。

2017年(H29年)5月20日

完全に復活しました。

一安心です

2017年(H29年)7月15日

先週くらいまでは元気だった記憶があるのですが、葉っぱがだいぶ食べられてしまっています。

たぶんナメクジ?ですね。何度か捕殺しているのですが、最近夜の見回りを少しさぼってしまっていました

2017年(H29年)10月15日

下のほうの葉がシナシナです。絵描き虫orアブラムシでしょうか?

2018年(H30)の記録

2018年の冬

今年の冬は寒くて、こんな状態でした。

2018年(H30)4月29日

璃の香は寒さに弱いのだと思います。

↓こんな状態でショック。

切り詰めて鉢植えにしました。難しい。

2018年(H30)11月25日

なんとか生き残っています。

 

 

2018年(H30)12月15日

冬支度を済ませました。

2019年(H31)の記録

2019年(H31)2月24日

少し早いかなという気もしたのですが、防寒を外しました。

枯れていなくて一安心。我が家での3年目の冬、成長したから強くなったのか、それとも暖冬だったから持ちこたえたのかはわかりませんが。

マシン油を撒き、剪定を行いました。

2019年4月27日

お花も少し咲いているようです。摘むか、残すか迷いどこですね。

レモンは新芽の色も他の柑橘とは少し違いますね。

2019年5月11日

めっちゃ元気に成長しています。うれしい!

2019年5月12日

どうも水やりが続かないので、自動散水システムを構築しました。

自動散水システムの構築

2019.05.12

2019年5月26日

順調に成長しています。

2019年11月9日

バランスが悪いのか、風でよく倒れます。が、元気に成長している。今年は今のところ防寒はしない予定です。

2020年10月

前回から日が開いてしまいましたが元気に育っています。

あまり摘果しなかったです。今年はいくつか収穫できそう。

 

 

 

我が家で栽培中の柑橘類について

下記ページで我が家で栽培中の他の柑橘類も紹介しております。

ご覧いただけるとうれしいです。

我が家で栽培中の柑橘類(みかん、レモン)

2017.03.11

また、農薬の散布状況等の細かな記録はこちらでまとめていますので、あわせてご覧ください。

極早生温州みかん(秋の姫、日南1号枝がわり)の栽培記録

2017.01.16






5 件のコメント

  • 初めしてShutaroと申します。
    璃の香。 良い響きですね〜 こんなのあるなんて知りませんでした。 参考になります!
    我が家は庭にマイヤーレモンを植えました。 晩秋に植えたのでまだ3ヶ月ちょっとで、植えた時が約1mで今のところ全く育ってる気配ありません! 枯れてる感じもないので暖かくなってちゃんと育ってると早く確認して安心したいです。

    • こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      柑橘類も色々と新しい品種が開発されていて面白いですよ!
      レモン一つとってもたくさんの種類があって、調べ始めると色々と深みにはまってしまいました。

      早く安心したい気持ちとても良くわかります!実をつけてくれるのは、お互いに当分先の話に
      なるでしょうが、無事に成長してくれるよう可愛がってあげましょう。

  • はじめまして。

    登録品種の増殖は家庭内の趣味でしたら大丈夫ですよ。
    増殖してそれをオークションなどで販売すると違法となりますので気をつけてください。
    きちんとした流通をしたものは、その証として証紙がついてきます。

    • みかん好きさん

      コメントありがとうございます。
      家では他にも登録品種のクラピアやブルーベリー(タイタン、オーゼキブルー)も育てています。
      クラピアは庭での増殖は可とされている一方、ブルーベリーを購入した際には自己増殖も禁止という誓約書に同意した記憶があり迷っていました。登録品種であっても基本的には家庭内での増殖はOKで、追加で誓約書に署名するなりするとアウトなのかなということで理解しました。ありがとうございました。

  • 熊谷の近くの児玉ですが、おととし1年苗の地植えしたりのかは春になっても芽吹かず失敗してしまいました(泣
    去年3年苗を買いましたが、このまま鉢植えでいくか地植えにするか悩んでいます。

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